カメラ選びのポイントは、必然的に何を撮りたいかによって決まってきます。
他と書いていることが一緒になってしまうので、ここでは私の主観をおおいに混ぜて、非難を恐れずに(笑)書いてみます。
まず、ここのページを読んでいる方の、大半はデジイチ初心者かと想像します。
で、最初にくるのはやっぱりコンデジ(コンパクトデジタルカメラ、バカチョンは死語か?)と一眼カメラの違いから…
と思いきや「カメラとはなんぞや?」 ← そこからいくのかい?!
カメラとは、光が当たって反射した光、もしくはダイレクトな光源からの光を記憶する装置です。(きぱッ)
ちょっと不安だったので、Wikipediaで検索してみたら
「カメラ(英: camera)は、写真を撮影するための道具である。」
ん~、負けた(;^_^ A
そうですね、そもそもカメラは道具です!
光を記憶する道具です。
なので、光が無い = まったく暗いところでは写りません。(熱を感じる赤外線カメラとか特殊なものは除く)
写真を撮る時には「光」を意識しましょう!(^^♪
と、方向性がずれてきましたが、いかに正確に光を記憶できるかが、カメラの基本性能ということでしょう。
また、綺麗なボケを撮りたくてデジイチに乗り換える人も多いはずです。これにはレンズが関わってきます。
<レンズ>
レンズは何のためにあるのでしょうか?それは結像させるためにあります。
でも、レンズが無くとも結像できる昔なつかしい?ピンホールカメラがありましたね。針穴写真機と言えばもっとなつかしい響きで涙がでそうです。
ピンホールでキレイに結像させるには0.5mm以下の穴が必要ということで、当然光量は絞られます。露光時間が長く、明るい所でも1秒以上~数時間ということです。
人物撮影では動かないように、柱にくくりつけられ…不便極まりないですね。
そこで受光部を大きく取れ、製造段階で焦点距離を変えて作られるレンズの登場です。
一眼レフ、デジタル一眼レフ、デジタル一眼とか言われる「眼」がレンズのことですね。
ん? コンデジにも眼(レンズ)があるじゃないですか?
話は昔むか~しあるところに、、、さかのぼって、コンデジもバカチョンも無かったころの話です。
レンズが一つの一眼レフカメラと、レンズが二つの二眼レフカメラがあったとさ。
二眼レフカメラは一つが撮影用のレンズ、もう一つがファインダー用で、レンズ交換ができないし、近くの物を撮影した場合にファインダーの画像と、実際に写る画像が違ってくる欠点(視差(パララックス))があったため廃れてきましたとさ。
二眼レフカメラと差別化の呼び方、「一眼レフカメラ」が今でも残っています。めでたしめでたし…
ちなみに、レフとは、レンズを通って入ってきた光をファインダーで見るための、シュピーゲル・レフレックス(レフレックスミラー・反射鏡)の略です。

Aはビューファインダー付きのコンパクトデジタルカメラの構造(4がファインダー) Bはデジタル一眼レフカメラの構造(5がミラー(レフ)で、7がペンタプリズム。撮影時は5のミラーが上に上がり、6のシャッターが開かれて2のセンサーに光が当たり記憶される) (画像はウィキペディアより)
時代はデジタルに変わって、このレフの無いミラーレスカメラでも「デジタル一眼」と言っていますので、私は、この「一眼」 とは 「レンズ交換できる」 という意味で解釈しています。
もうそろそろ、「一眼」という言い方は変えてもいいのでしょうが、まだ高級カメラのイメージが残っていますかね?
ちなみに、各カメラメーカーサイトでの表記を見てみました。
<各カメラメーカでの表記>
メーカー | 一眼レフ | ミラーレス一眼 (レンズ交換が出来るカメラ) |
コンデジ (レンズ一体型) |
Nikon | デジタル・フィルム一眼レフカメラ | レンズ交換式アドバンストカメラ | コンパクトカメラ |
OLYMPUS | デジタル一眼レフカメラ | デジタル一眼カメラ | コンパクトデジタルカメラ |
SONY | 該当製品なし(透過ミラーを採用している上位機種があるが、電子ファインダーのためかレフという記述は見当たらない) | デジタル一眼カメラ(Aマウント)デジタル小型一眼カメラ(Eマウント) | デジタルスチルカメラ |
Panasonic | 該当製品なし | デジタル一眼カメラ | コンパクトデジタルカメラ |
Canon | デジタル一眼レフカメラ一眼レフカメラ(フィルム) | 該当製品なし | コンパクトデジタルカメラ |
PENTAX | デジタル一眼レフカメラ | デジタル一眼カメラ | コンパクトデジタルカメラ |
Leica | 該当製品なし | 表記なしライカはフィルム時代からレンズ交換可能なコンパクトカメラ? | コンパクトカメラ |
写真のボケは、レンズの明るさが明るいほど(F値が少ないほど)、焦点距離が長いほど写真のボケが大きくなります。あとはいかに綺麗にボケるかはレンズによって変わってきます。またズームレンズより短焦点レンズの方が綺麗にボケるようです。
蛇足ですが、昔むかしになりますが(^^ゞ
「いまどきのレンズはピントが合わないなんでことは無い、如何に綺麗にボケるかがレンズの善し悪しを決めるんだ」という先生がおられました。
その先生はドイツのカール・ツァイスのレンズがいいと言っていました。ソニーがデジカメに参入した時に光学レンズの生産技術がないのでカール・ツァイスのレンズを採用しましたね。
<デジタルカメラの比較>
ここにきてようやく各カメラの特徴をまとめてみませう(一般的にということで)
項目 | 一眼レフ | ミラーレス一眼 (レンズ交換が出来るカメラ) |
コンデジ (レンズ一体型) |
ボディの大きさ | 大きい | 中間 | 小さい |
ボディの重さ | 重い | 中間 | 軽い |
操作性 | 簡単~複雑まで | 簡単~複雑まで | 比較的簡単 |
マニュアル撮影 | 可能 | 可能 | 出来ない又は不向き |
画質 | 良い | 比較的良い | 一眼に比べると劣る |
ボケ | 明るいレンズほどよい | 一眼レフよりは、しにくい | 苦手 |
上記の違いが、なぜ出るのでしょうか?
<ボディの大きさ・重さ>
一眼レフは実際の映像を見るためのファインダーの構造上、ミラーとペンタプリズムの機構が必要なためその分小さく軽くできない。(重い方がシャッターブレしにくいし、重い方が好きだという人もいます)
それを克服すべく生まれたのがミラーレスカメラということでしょう。
<操作性・マニュアル撮影>
操作性は、一眼でも全てカメラ任せのプログラムオート?で撮影すれば簡単に綺麗な写真が撮れます。しかし、敢えて面倒で奥が深いからこそ多くの写真ファンを魅了するのではないでしょうか?
コンデジの顔を認識して笑ったらシャッターを自動で切る、なんてまるでSFの世界のようですね(^^ゞ
<画質>
画質に大きな影響を持つのが、レンズとイメージセンサーで、あとは画像処理エンジン(プログラム)でしょうか?
レンズの善し悪しとは何か?頭に浮かぶのは、明るい(F値)、収差(画像のゆがみ・解像度がよい)レンズでしょうか?
昔プロのカメラマンに聞いた話では、「ピントが合わないレンズなんてまず無い、いいレンズはボケが綺麗なんだ」ということでした。
<イメージセンサー>
イメージセンサー(固体撮像素子)は光を電気信号に変えるもので、画質に大きくかかわっています。
画素数が多ければ、綺麗な写真が撮れると思っていませんか?
私は思っていました(;^_^ A
同じ画素数ならイメージセンサーのサイズが大きいほど綺麗に撮れます。
と言うことはコンデジの12,000万画素と一眼の12,000万画素では一眼の方が綺麗に撮れるということです。
下記の図を見るとイメージできるかと思いますが、一眼カメラ用と比べて、コンデジのイメージセンサーは小さいので当然、面積が小さくなります。
広い面積に当たる光量より、狭ければ光量が少なくなりますよね?
ということは、同じ明るさの条件で撮影しても、コンデジの方が暗い所(少ない光)で撮影していることになります。
これ以上難しい話はネットで調べてください。(;^_^ A
※デジカメのセンサーサイズ別の一覧を作成しましたのでご覧下さい。
イメージセンサーは、かつてはCCDを使っていたと思いますが、生産が難しく高価なため今では一部の上位機種を除き殆どがCMOS(シーモス)を使っているようです。(変換方式が違う)
一般論としてイメージセンサーが大きくなれば綺麗な画質が得られますが、そのぶん値段も高くなります。
今では色々な大きさのイメージセンサーがありますが、上の図のフィルムカメラの35mm版を基準として、フルサイズセンサーと呼び、アマチュア用の一眼レフカメラと言われるのが、APSサイズのセンサーを使っているものが多いようです。ハイアマチュア用?には一部の機種でフルサイズのCMOSも使われているようです。
結局、デジイチが欲しい訳ですから、ある程度キレイに撮りたい…
画質は基本的にイメージセンサーが大きくなれば綺麗な画質が得られる事を頭に入れながら、初めてのデジイチならば値段と携帯性・操作性を考慮に入れながら現状の不満を解決できる機種を検討をしていくのがベストのように思いますが……あまり参考になりませんね(^^ゞ
あとは、やりたいことや個人の好みが有るわけです(笑)
動画はどうなんでしょうか?
今の段階では動画も撮れる。といった感じでどちらも満足が得られるようになるにはもう少し時間がかかるような気がします。
ビデオを思い通りに撮りたいならビデオ専用機を私はオススメします。
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